2021年2月16日の「セブンルール」に湖池屋マーケティング部次長である「野間和香奈(のまわかな)さん」が出演なさいました。
わずか4ヶ月でプライドポテトを20億円売り上げた、野間和香奈(のまわかな)さんのマーケティング論とは?
また、彼女の考える良い上司の条件とは何なのか。
全てのビジネスマン必見の内容です!
1. 野間和香奈(のまわかな)ってどんな人?
まずは野間和香奈(のまわかな)さんのプロフィールをご紹介します。
氏名: 野間和香奈(のまわかな)
生年月日: 1981年生まれ(39歳)
出身地: 広島県
職業: 湖池屋マーケティング部次長
大学: 東京農工大学工学部
配偶者: 野間貴憲(のまたかのり)さん(42歳)(2009年結婚)

幼少期

高校時代
野間さんはクローン技術を学ぶために東京農工大学に進学します。
大学では遺伝子工学を学んだそうです。
クローン技術を学びたいと思ったのは、高校生の時に「羊のドリーちゃん」というクローンで生まれた羊がいて、新しいものをいつも求める気質だったからだそう。
しかし、入学して1ヶ月でカリスマ美容師が流行っていたこともあり「美容学校に行きたい」と思ったようです。
親に「最後まで目の前のことをやり通しなさい」と言われたので、そのまま大学を4年間通うことにしたそうです。
こちらは大学時代の野間さんです。
興味のあった食に携わりたいという理由から2004年湖池屋に入社。
入社後はマーケティングについて勉強を重ね、現在では湖池屋の前17ブランドを統括するマーケティング部次長です。
湖池屋の佐藤社長も野間さんに意見を求めるなど、絶対的な信頼を置いています。
佐藤社長曰く、野間さんの特技は「どのくらいお客さんがいそうなのか」というノーマリティを測る物差しがすごく発達しているそうです。
いわゆる「野間メジャー」というものがあって、野間さんがダメだと言ったものは出せないと佐藤社長は言います。
すごく信頼されていますね!
2. 出社後は真っ先にSNSパトロール
野間さんが出社直後にまずすることは「SNSパトロール」。
朝出社すると検索エンジンに「湖池屋」と入れて、「リアルタイム」検索をなさるそうです。
どういうことを皆さんがつぶやいているのかをチェックするとのこと。
その理由として、生の声がすぐに見えるから。
例えば、飲み物は何と飲まれているとか、SNSの声を元に商品の企画をいつも磨いていくそうです。
どうやって分析していくのかというと、Twitterで「湖池屋ハッシュドポテト」とコーヒーが合うというつぶやきを見ると、購入店で同時購入されているものを調べてみるそうです。
そうすると、実際にコーヒーと同時購入されているケースが多いことが分かります。
そのデータから、「疲れているのかな?」とか「癒されたいのかな?」ということが分かり、リラックスタイムのお供に「湖池屋ハッシュドポテト」が食べられているから、通常のポテトチップスとはまた違うシーンの創出がてきているのかなということが分かります。
野間さんは「お客様を知る」ということがマーケティングだと考えるので、ファンの方たちがいつも喜ぶにはどうしたら良いのか考えてひたすらもがいているそうです。
ニーズを捉え、お客様が満足する結果を出すことは絶対に必要なことですよね!
3. ポテトチップスは「お菓子」ではなく「料理」
元々は職人が手作業でポテトチップスを作っていた湖池屋。
そのスピリッツを受け継いで、野間さんも同じジャガイモという素材をどうやったら美味しいものにいろいろ変えていけるのかっていうことをいつも考えているそうです。
ポテトチップスっていう「お菓子」という考え方よりも「料理」を作るように商品を作っていくという風に考えているとのこと。
商品に込めているのは、職人が手作業で作っていた創業当時の思いだそうです。
その思いを表すために、パッケージにも工夫をしてあります。
上の写真の料理人ですが、実は湖池屋の社員なんです。
社員一人一人がプライドを持った料理人であるという思いを表現するためにこのパッケージを考案したそうです。
料理人の写真があることで本物の味がしそうな感じがして、美味しそうに見えますよね!
4. パッケージは「2秒」で心奪うデザインに
大学で学んだ、物事を分析して考える思考法はマーケティングの仕事で生かされているそうです。
味だけでなくパッケージを考えるのも野間さんの仕事。
商品を陳列した時に、目の焦点がどこにいくのかを考え、その焦点の先にしっかりと味名とブランド名があるということが重要だそうです。
野間ルールでは「2秒」でブランド名と味名が一瞬で分かるパッケージにする。
一瞬で心が奪われるかどうかっていうことを商品作りで心がけているそうです。
上の写真のようにチラ見で分かるかどうかということに重きを置いてパッケージを変えることで出荷量が2倍になったそうです。
確かに、リニューアル後の方が、一目で湖池屋の商品ののり塩味っていうことが分かりますね!
5. 休日は必ず家族3人一緒に行動
休日には家族3人で美容室にお出かけ。
平日は自分の仕事と向き合っていることが多いので、なるべく土日は子どもとの時間を取るようにしているそうです。
夫婦共に子どもと向き合おうとした結果、家族3人一緒に行動するようになったようです。
ちょっとしたことも一緒にすると特別になる。
オンとオフをしっかり分けることで仕事のモチベーションを上げることに繋がるようですね!
6. 夫と自宅で仕事の話はしない
家では仕事の話はしないようにしているそうです。
その理由として、旦那さんの野間貴憲(のまたかのり)さんも湖池屋の同期社員でカラムーチョの味をなどの味を決める担当者なので、仕事の話をするとヒートアップしてしまうからだそうです。
同じ仕事をしているからこそ、喧嘩になってしまうのですね。
7. 大事なプレゼンは若手に任せる
今の野間さんは22人のチームメンバーをまとめる立場。
野間さんはいろんな人によく声をかけるそうです。
その理由として、誰かが孤独な思いを背負っていて、ツライ思いをしているのが嫌だから。
チームは一人じゃないし、みんなで何とかすれば何とか答えは出ると思っています。
相談すれば少なくともゼロよりは進むのです。
経験泥棒をしない
会長や社長に向けて行うプレゼンという重責を入社2年目の社員に任せるようにしているとのこと。
実は2年前までは野間さんが全てのプレゼンを担当していたそうです。
それを部下に任せるようになったのは、「経験泥棒」をしないため。
自分で答えを出していくという「経験を積む」ということが成長する上で、すごく重要です。
部下がやってみた方が良いと思っていることがあるのであれば、全力でサポートする。
野間さんは答えを完璧に教えるわけではなく、ヒントをいろいろ提供して、答えに導いていくスタイル。
部下からするといつかはこうなりたいと思える、尊敬できる上司だそうです。
8. 毎週新商品を出す
お客さんを満足させるためには、それぞれの商品でいつも飽きさせない工夫というものが必要。
実は、湖池屋は年末年始とか特別な時を除いて、毎週新商品を出しているんだそうです。
現在17ブランドを出す湖池屋の商品ですが、各商品が2、3ヶ月に一度のペースで新しい味を出しています。
それは、いつも期待に応えるため。
「これ美味しかったな」ってずっと心に残るたえには常に商品を磨き続けないといけない。
そのために、SNSパトロールをして、お客さんの声を見逃さないようにして、「100円だったけど楽しい時間が過ごせた」とか「100円だったけどイライラが解消できた」とかそういうちょっとした気持ちに寄り添うように日々努力をしているそうです。
湖池屋の商品がますます好きになりますね!
9. まとめ
いかがだったでしょうか。
2021年2月16日の「セブンルール」に出演した、湖池屋マーケティング部次長「野間和香奈(のまわかな)さん」のマーケティング論について紹介しました。
どんなビジネスをしていても、向こう側にお客さんがいるということを忘れてはいけない。
お客さんが満足する、幸せになってこそ対価を得ることができる。
そのためには心に寄り添わなければならないということが身に染みました。
これからも皆さんの役に立つ、心に残る記事を書いていきたいと思います!
最後までこの記事を読んでくださり、誠にありがとうございました!
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