周りから頼りにされるためには、論理的思考を身につければいい!
仕事ができる人の3つの思考法を紹介!

- 「自分の言っていることがなかなか伝わらない」
- 「会議で良いアイデアが出てこない」
- 「営業がうまくいかない」
こんな風に考えたことありませんか?
この記事では、誰でも論理的思考ができるように「コンサル一年目が学ぶこと」の中からボクが気になった3つの思考法をご紹介します。
1. なぜコンサルタントの思考法を身につけると仕事ができる人になるの?
コンサルティング会社の仕事はクライアントの課題・問題を明らかにして、その課題を解決する策を考えることです。
その会社の社員でないコンサルタントが、意見をして納得してもらうためには、分かりやすく説得力のある説明が必要ですよね。
そのため、コンサルタントとして働く方は、ロジカルシンキングを駆使し、相手に伝わりやすい話し方を身につける必要があります。
相手を納得させるスキルはどんな仕事をする上でもとても重要な内容です。
なので、仕事ができる人になりたければ、コンサルタントの思考法を身につけると良いと思いませんか?
そこで、この「コンサル一年目が学ぶこと」から、仕事ができる人になるために一生使える本質的なことを3点ご紹介します。
- 分かりやすく端的に伝えるための話し方
- 経営課題の根本的な原因を探り、解決するための本質的思考法
- クライアントを納得させるための論理的思考法
それでは、具体的に学ぶ内容をご紹介していきます。
2. 論理的な話し方は端的に結論から
相手に分かりやすく伝えるためには以下の5つのことに気をつけて話すと良いそうです。
- 結論から話す
- 端的に話す
- ストレートに話す
- 数字に落とし込んで話す
- 相手の土俵に立って話す
2-1. 結論から話す
まず結論から話すことで、相手に必要なことを伝えることができます。
これはPREP法という手法です。

PREP法
結論から話をすることで、目的やゴールが分かっているので、話の内容を見失うことなく聞くことができるのです。
上の図に例文を載せておきましたので、参考にしてみてください。
PREP法を使って話をすることで、相手に分かりやすい話し方になるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
お気づきの方もいると思いますが、このPREP法の説明もPREP法を使って書いていました。
どうですか?短い文章なので、分かりづらいかもしれませんが、PREP法の話をしているんだなということを念頭において文章が読めたのではないでしょうか。
ぜひ、明日から意識して話をしてみてください。
2-2. 端的に話す
分かりやすい会話をするためには、まず聞かれたことに対してYes/Noで答えるようにしましょう。
そして、事実を伝えたり、自分の考えを話したりするようにします。
その理由は、まず質問にストレートに答えることで、その先のなぜ?やどうして?に進めるからです。
具体的に例を上げてみます。
妻:「こないだ頼んだバッグ、買ってきてくれた?」
夫:「いいえ。まだ買っておりません。」
妻:「なんで?」
夫:「実は、こないだ新しいグラブを買ってしまい、お小遣いがなくなってしまったのです。」
いかがでしょうか。
この後、この旦那さんはきっとお小遣いアップの交渉をしたり、節約をする方法を奥さんと一緒に考えることになるでしょう。
このように、質問にまず答えることで、コミュニケーションが広がり、状況の確認や問題の所在を考えることができるわけです。
2-3. ストレートに話す
上司やクライアントにも必要ならストレートに言いにくいことも言わなければなりません。
なぜなら、間違っていることが分かっているのに黙ったままでいると、方向性がおかしくなったり、あなたの責任になったりすることがあるからです。
また、はっきり伝えることで、結局は信頼を勝ち取ることができます。
仕事はチームワークで行っていくものなので、喋らないというのはチームに貢献する意思がないと思われる場合もあります。
想像してみてください。
あなたがアメトーークというバラエティ番組のプロデューサーだったとします。
もし、出演しているひな壇芸人が収録中、一言も喋らなかったら、あなたは次その芸人さんを使いますか?
使いませんよね。だって、面白くないんですもの。
それと同じです。
チームで仕事をしている以上、支え合っていかないといけないので、間違い に気づいた時にはきちんと話をすることが評価される人になるためには必要なのです。
2-4. 数字に落とし込んで話す
納得させる説明をするためには、感覚的に把握している問題に対して数字という証拠を示すことが大切です。
理由としては、数字というのは紛れもない事実であるからです。
どういうことか。例を上げてみます。
毎月、月末にお金が残っておらず、貯金ができません。
食費がかかっているのかな?とは思いますが、実際のところは分かりません。
そこで、数ヶ月家計簿を付けてみることにしました。
そうすると、食費だけでなく書籍代もかなりの額を占めていることが分かりました。
なので、外食中心だった食事を自炊し、書籍は図書館に通うことで貯金を始めることができたのです。
いかがでしょうか。
なんとなくだと、納得感がないのでなかなか行動に移すことができないのですが、数字を上げてみることで、事実を突きつけられます。
そうすると、具体的な行動を考えるきっかけになると思います。
ですから、相手を納得させるためには、動かしようのない事実である数字に頼ることが効果的です。
2. ロジカルシンキングの身に付け方
次は論理的に物事を考える方法についてお話しします。
3-1. 考え方を考える
作業に入る前にアプローチや段取りなど、どのように考えたら答えが出るのかその道筋をまず考えるようにします。
家を建てる時には設計図と工程表を作ってから着工しますよね。
同じように大きな設計図を描いてから細部を考えていくことで、脱線することなくゴールに着くことができます。
先に道筋を考えるメリット
- 作業の全体像が見える
- 関係者同士で手順やアプローチ方法を確認することで後出しジャンケンがなくなる
- 事前に難易度や作業量が見積もりやすい
3-2. ロジックツリー
ロジカルシンキングとはつまり、いかに頭を混乱させずに、整理しながら検討を進めていくかということです。
そのためにはロジックツリーという考え方を使います。
ロジックツリーを使うのは「現象・問題→本質的な原因→根本的な解決策→具体的施策」という風に思考を順序立てて深堀することができるからです。
ロジックツリーの効果
- 全体が俯瞰できるようになる
- 重要度の判断ができるようになると重要な部分だけにフォーカスすることができる
- 意思決定のスピードが上がる
3-3. 雲雨傘の論理
相手に納得してもらうためには事実と解釈とアクションを区別して話す必要があります。
事実だけを伝えると「だから何?」「どうしてそうなるの?」と相手に思われますよね。
そこで必要なのはあなたの解釈もセットで伝えること。
相手になるほどと言ってもらうためには「だから何なのか」というあなたの解釈もセットで伝えなければ、あなたの意見にはならないからです。
いきなりですが、雲雨傘の理論ってご存知ですか?
「黒っぽい雲が出てきたので、雨が降り出しそうだから、傘を持っていったほうがいい」
この説明には、事実・解釈(考え)・おすすめの行動すべてが入っています。
この3つが揃っていると、そうだよね!って思いますよね。
このスキルをつける方法
- 見出しをつけて文章を書く練習をする
・事実:明日の朝は台風が接近するみたい。
・私の解釈:だから、電車が遅延するかもしれない。
・推奨アクション:午前は有給を取って、午後から出社しよう。
3-4. 仮説ありきで考える
何かの結論を出す時には、「もしかしたら、こうじゃないのかな?」という仮説を立ててからリサーチを始めましょう。
でないと、網羅的に調べないといけなくなり、とても大変だし、議論が拡散して、とても非効率的です。
推理モノの番組を見たことはありませんか?
探偵が事件捜査をする時に、まず推理をして、犯人像や動機、出てきた証拠などから容疑者を何人か絞り出します。
それから、容疑者の行動や過去、被害者との接点など捜査が始まっていくのです。
ビジネスもこれと同じで、まず仮説を立てて、仮説が正しいかどうか検証をするためにリサーチしていきます。
検証の途中で仮説が間違っていると気づいたら新しい仮説を立てて、再度リサーチをしていけば良いのです。
3. 読書は最小の労力で行う
コンサルタントは最小の労力で行う、読書術も身につける必要があります。
読書をする時に気をつけていることは次の3点です。
- 本を読む目的を明確にする
- 重要なところだけ読む
- 広く浅く当たる
コンサルタントの仕事は自分の専門分野意外に取り組むこともあります。
その時には、短時間で一通りの勉強をして、仕事に望まなければなりません。
時間がない中で、最速でインプットをするためには、読書を最小の労力で行う必要があるのです。
あなたがインターネットで調べ物をしようと思うと、知りたいことをGoogleなどで検索しますよね?
それと同じく、本を読む時にも今必要としている知識が載っていそうな本を手に取り、まずは目次を見ます。
その中で、自分が知らない情報の章だけを拾い読みしていくのです。
それを何冊も繰り返すことで、広く浅く情報を仕入れることができます。
さらに知識がある程度ついた段階で専門書を取り入れることで、知識を深くすることも可能です。
知識をインプットする時の読書は最小の労力で行うことで、ポイントを押さえた話ができるレベルになれます。
4. 評価される人は常に期待を超えていく
仕事をしていて、上司やクライアントから評価を得るためには相手の期待を超えることが必要です。
なぜなら、仕事の価値を決めるのは、自分ではなく相手であり、人のためにするのが仕事だからです。
つまり、相手に対する貢献ができず、価値を生み出さなければただの自己満足であるということ。
じゃあ、どうすれば相手の期待を超えることができるのか?
それは、まず相手の期待を把握することです。
例を上げてみましょう。
あなたが、ディズニーランドで働いているとします。
ゲストたちの期待していることはなんでしょうか。
それは、非日常を味わい、心から楽しみ、現実を忘れるひとときを過ごすことだと、ボクは考えます。
そんなニーズを満たすためには、こちらもパフォーマーとして演じることが必要です。
笑顔を絶やすことなく、全力で自分も楽しむ。
それが、ゲストの期待に添うことではないでしょうか。
評価をされるためには、求められていないことに時間を使うのは無駄なことなのです。
ディズニーランドで淡々とした接客や暗い表情で働くことでは相手の期待を超えることは絶対にありません。
なので、まずは相手の期待を把握し、そのニーズに全力で答えることがあなたの価値を生み出すことになります。
反対に、時には相手の期待値を下げるマネジメントも必要です。
例えば、どう考えても締め切りに間に合わなそうな量の仕事を振られた時に、そのまま承っていては期待を下回ることが目に見えています。
そんな時は、安請け合いすることなく、断ったり、少し期待値を下げてもらったりすることも必要ですね。
5. まとめ
いかがだったでしょうか。
コンサルタントが学ぶ論理的思考を身につけると、人間関係がよくなり、自分の考えも上手にアウトプットすることができるようになります。
本書の中には他に、伝わりやすいパワーポイントの作成方法やプロフェッショナルの解釈、チームワークの本当の意味、報連相で評価をあげる方法なども載っています。
社会人一年目の方にはもちろん、第二新卒と呼ばれる方々にもおすすめの一冊です。
仕事ができるよね〜と周りのスタッフから言われたい人や、営業成績を上げたい人はぜひ「コンサル一年目が学ぶこと」を読んでみてください。
きっと評価爆上げ間違いなしです!
最後までこの記事を読んでくださり、ありがとうございました!